EP8で短母音と長母音を一通り見てきたわね。
今日は残りの2グループ——二重母音と子音よ。
それと最後に、発音記号の「使い方」と「覚え方のコツ」もまとめるから、
今日でひとまず発音記号編は完結するわ。
二重母音(5つ)
二重母音は、1つの音の中で口の形がスライドする母音よ。
「エイ」「アイ」みたいにカタカナで丸暗記すると不自然になりやすいから、
「口が動く」というイメージで練習するのがポイント。
二重母音をカタカナで「エイ」「アイ」と覚えると、どうしても日本語の発音に引きずられる。
「エイ」じゃなくて「e から ɪ へ口が動く」——この意識のほうが自然な発音に近づくわ。
最初はゆっくり口を動かしながら練習して、だんだんスムーズにつなげていく感じで。
日本語にない子音(ここだけ押さえれば十分)
子音の発音記号は全部覚えなくていい。
日本語と差が大きいもの、つまり「日本語のつもりで発音するとズレるもの」だけ知っておけばOKよ。
/r/(red, right):舌はどこにも触れない。口の中で舌を少し後ろに浮かせるイメージ。巻き舌にしない。
/l/(light, long):舌先を上の歯の裏にしっかりつける。はっきりした「ル」。
「light」と「right」、「lake」と「rake」——これが同じに聞こえたら、ここを意識してみて。
/r/ は舌が浮く、/l/ は舌がつく、この違いだけ覚えておけば大丈夫よ。
その他のマーク
音そのもの以外にも、発音の仕方を示すマークがいくつかあるわ。
-
/ˈ/アクセント記号——この記号の直後の音節を強く読む。
about → /əˈbaʊt/(後ろが強い) music → /ˈmjuːzɪk/(前が強い)
これが読めると、単語のどこを強く読むかがわかって、英語のリズムが自然になるわ。 -
/j/「ヤ行」の音——yes /jes/、you /juː/、yellow /ˈjeləʊ/
アルファベットの y がこの音に対応することが多い。 -
/ŋ/舌の後ろを引っ付ける鼻音——sing /sɪŋ/、ring /rɪŋ/、long /lɒŋ/
フォニックスの ng ダイグラフと同じ音。語末の「ング」ね。
発音記号の使い方・覚え方のコツ
発音記号をひと通り見てきたところで、「どう使うか」の話もしておくわ。
発音記号だけをノートに写しても、音と結びつかないまま終わりやすい。
お手本音声を聞く → 発音記号を確認する → 真似する、この順番が一番効果的よ。
発音記号は「音の地図」。地図だけ眺めても街は歩けない——実際に音を出してこそ意味があるの。
ゼロから始める人向けの、一般的なおすすめの順番はこんな感じよ。
- 日本語と英語の「音の違い」をざっくり知る(母音の数・r/l など)
- 短母音と長母音を、音声付きの一覧でざっくり聞き分ける練習をする
- /r/ /l/ /θ/ /ð/ /v/ など、日本人が苦手な子音だけ集中的に真似する
- 二重母音を、カタカナではなく「口の動き」で覚える
- 発音記号付きの単語を少しずつ読んで「辞書で自分で発音を確認できる状態」を目指す
それと、発音記号だけを孤立して勉強しなくていいわ。
単語帳や辞書を見るたびに発音記号も目に入れる習慣をつけるだけで、
自然と記号と音が結びついていくから。
今日のまとめ
- 二重母音が「口の形がスライドする音」だとわかる
- /eɪ/ /aɪ/ /ɔɪ/ /aʊ/ /əʊ/ の5つの二重母音を見て代表単語が出てくる
- /θ/ /ð/ /v/ /f/ /ʃ/ の日本語にない子音の口の形をざっくり説明できる
- /r/ と /l/ の違いを知っている(舌が浮くか・つくか)
- アクセント記号 /ˈ/ が「その直後の音節を強く読む」サインだとわかる
- 辞書で発音記号を見て、単語の読み方をある程度確認できる
澪ちゃんのひとこと
EP8とEP9で発音記号の全体像を見てきたわ。
フォニックス(EP1〜7)と発音記号(EP8〜9)——この2つが揃うと、
知らない単語でも「だいたいこう読む」って予測できる力がついてくるの。
全部一気に完璧に覚えなくていい。
辞書を引くたびに発音記号を眺める、それだけで少しずつ体に入ってくるわ。
「記号を見て音が思い浮かぶ」感覚が出てきたら、それが次のステージへの入口よ。
次のフェーズは文法に入る予定。
英語の骨格を作る話——楽しみにしてて。