前回は短母音——母音の「短い音」を整理したよね。
A=ア、E=エ、I=イ、O=オ、U=ア みたいな。
今日はその続き。長母音っていう、もう一種類の音の話をするわ。
そしてそれを引き起こす、フォニックスでいちばん有名なルール——マジックE

長母音ってなに?

「長母音」って名前、なんか難しそうだけど、
要するに「その文字の名前そのままの音で読む」ってこと。
アルファベットの名前、覚えてる? 
A は「エイ」、E は「イー」、I は「アイ」、O は「オウ」、U は「ユー」よ。
その音がそのまま出てくるのが長母音。

文字 短母音(EP3) 長母音(今回)
Aア(æ)エイcake, name
Eイーthese, eve
Iアイbike, kite
Oオウhope, note
Uア(ʌ)ユーcube, tune
// 澪メモ

「長母音=文字の名前の音」って覚えるのが一番シンプル。
A は「エイ」って名前だから、長母音も「エイ」。そのまま。
これを知ってると、単語を見たとき「あ、これ長母音だ」って気づきやすくなる。

マジックEのルール

じゃあ「どうしたら長母音になるの?」ってなるよね。
一番よく出てくるパターンがマジックE(Magic E)
別名 Silent E(サイレントE)とも言う。
ルールはたった一つ——

// RULE

子音 + 母音 + 子音 + e
(語末の e は読まない。その代わり、手前の母音が長母音になる)

具体的にどう変わるか、カードで確認してみて。
タップしたら変身後の発音を確認できるよ。

// カードをタップして変身を確認
// ポイント

語末の e は発音しない。でも何もしてないわけじゃなくて、
手前の母音に「自分の名前の音で読んでね」って魔法をかけてるの。
だから「マジックE」。これ、小学生でも覚えられるくらいシンプルなルール。
でも英単語の読み方を理解するうえですごく重要よ。

二重母音の入口

もう一つ、長母音の読み方を作るパターンが二重母音(Vowel Digraph)
母音が2文字並んだとき、前の文字が長母音で読まれることが多い。
有名なフレーズがあって——

// 英語の教育現場でよく使われるフレーズ

"When two vowels go walking, the first one does the talking."

「2つの母音が並んで歩くとき、しゃべるのは最初の母音」

完全なルールではないけど、初心者には入りやすいフレーズ。
代表的な二重母音を見ておこう。

綴り 意味
ai / ayエイrain, day雨、日
ee / eaイーtree, beach木、ビーチ
oaオウboat, roadボート、道
ooウー / ウmoon, book月、本
ie / ighアイpie, nightパイ、夜
// 澪メモ

oo は要注意。moon(ムーン)は長い「ウー」だけど、
book(ブック)は短い「ウ」になるの。同じ綴りで2パターンある。
最初は「moon タイプ」と「book タイプ」があるって覚えておくだけでOK。

// EP4 まとめ
  • 長母音 = 文字の名前そのままの音(A=エイ、I=アイ など)
  • マジックE = 語末のeは読まないが、手前の母音を長母音にする
  • tap → tape、pin → pine など、eを足すだけで意味も音も変わる
  • 二重母音(ai, ee, oa など)も長母音の音になることが多い
  • ooだけは「ウー(moon)」と「ウ(book)」の2パターンあるので注意

次回予告

EP5では子音の組み合わせを扱うわ。
bl-、cr-、st- みたいに子音が2〜3文字連なるやつ(Consonant Blends)や、
sh、ch、th みたいに2文字で1音になるやつ(Digraph)。
これが読めると、一気に単語の幅が広がるから楽しみにしてて。

EP3|フォニックスってなに?音と文字の基本ルール